誰からも必要とされていない憂鬱

最大の不幸は、

貧しさや病ではなく

だれからも自分は必要とされていない、と感じることです。

ドラマを見ていて、この言葉に耳が反応した。

マザー・テレサの言葉だそうです。

NHKのドラマ「紙の月」(火曜夜10:00~)を見ていて、
社内失業に通ずるものを感じ書いてみます。

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主人公の女性梨花(原田知世)は40代、10年ほど専業主婦をしたのち、
「自分はなんなんだろう?」そんな想いを抱くようになり
旧友の勧めもあって銀行にパートで勤めることに決めた。

パートで勤める主人公に対し、夫はなんだか気に入らない様子。

要は夫は主人公の「存在価値を認めない」夫なのだ。

【夫のいじわるセリフ集】

あらゆる場面で「たかがパート」という考えをにおわせる。

①パートの仕事内容と給与に対しては
「充分だよ(給与額)。年よりの愚痴聞くだけで8万五千円なんて。」と
仕事内容のレベルが低いと言いたげな発言。

②「(パート代は)好きに使えばいいよ。別に生活に困ってるわけじゃないから。」
と自分の経済力をアピール。

③パート代で夫婦で外食に誘った妻に対抗し、後日夫のおごりで
高級料亭に連れて行き
「いくらおごってくれるっていったってパートはボーナスもでないし、
こんな店に連れていけともいえないし。・・・やっぱり贅沢もいいだろ。」
と、主人公の経済的無力さを思い知らせようと必死。

⑤自分が働くことが嫌なのか?と妻が尋ねると否定する夫。そして・・・
「君が働いても働かなくても何にも変わらないんだから。
「そりゃ僕が仕事を辞めると言ったら大問題だけど、
たかが主婦のパートで1日数時間、10万にもならない金をもらうぐらいで大げさに考えるな」

という言葉を連呼し、お前のやってることなんて無意味だ。と無言の圧力をかける。

お前がいてもいなくても変わらない。

終始そんな風に言われ続けているような主人公…。

私の社内失業とは逆に、この主人公はパート先の銀行では優良人材として活かされているが、
場所はどこであろうと、自分が居場所としたかった場所で
「お前なんかいてもいなくても変わらないと、存在価値を全否定される辛さ」
に共感しました。

「誰かの役にたちたい」という純粋な想いを持った主人公がなぜそんな闇の心を持つに至ったのか。

誰かに必要とされればすべて満たされるわけではないけれど・・・

求めてるものはなんだろう・・・ なにかヒントがありそうだ。

今日10時から第2話なので見るのがとても楽しみです。

第1話はfc2で無料動画が落ちてました。 ココ

ちなみに、⑤のようなバリバリプレーヤー上司いますね。

「君が働いても働かなくても何にも変わらないんだから。」
「そりゃ僕が仕事を辞めると言ったら大問題だけど、
たかが主婦のパートで1日数時間、10万にもならない金をもらうぐらいで大げさに考えるな」

自分の仕事はたいした仕事だ、他の奴にはまねできない、
だからお前には任せない。
お前がいなくてもこの会社はまわるが、俺がいなくちゃあ回らない。
そんな考えが根底にあって、部下を育てる気も、共存する気もなく
ただひたすら存在否定、無意識のうちに若い芽をつぶしていることも気づかない…。
ちなみにこの主人公、子供を授からないいわゆる「不妊」でも悩んでいる。
子供がいないのに家で専業している自分に疑問を感じて生きていた女性なのかも。
「家庭内失業」とでもいうべき感覚にあったのかと。
最近不妊治療してる人増えているし、それで悩んでいる夫婦が多い。
NHKもタイムリーな心の悩みを扱ってきたなと思いました。

【放送予定】
2014年1月7日(火)から
総合・毎週火曜 午後10時~10時48分 <連続5回>

【制作予定】 2013年6月末~8月下旬  タイ、都内および都内近郊で撮影

【原作】 角田光代「紙の月」(角川春樹事務所)

【脚本】 篠﨑絵里子

【音楽】 住友紀人

【出演】
原田知世、水野真紀、西田尚美、ミッキー・カーチス、満島真之介、冨士眞奈美、光石研 ほかの皆さん

【演出】 黛りんたろう、一色隆司

【制作】 近藤晋(Shin企画)、谷口卓敬(NHK)、海辺潔(NHKエンタープライズ)

【プロデューサー】 大越大士(Shin企画)

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