日本中の企業に私と似た境遇、心持ちの社内失業者が少なからずいるであろうことはだんだん分かってきたんですが、海外はどうか。
「ボーアウト 社内ニート症候群 」という本があってまだ社内失業初期の頃に読んだ。
この本の著者はヴェルダー・ペーター・R (著), フィリップ・ロートリン
どう見ても外国人。たぶんドイツ人かな??
Youtubeなんかで社内失業(Boreout)で検索してもドイツ語らしき言語でばかり出てくるので見てもよく分からない。
とにかく、日本以外の国でも社内失業があると。
前述の本を読んでいくうちに「え~~、海外にも私とおんなじような人いんの!?これ私じゃん!!」と思ったもんです。
この本の最後のほうは、ヨーロッパぽいというか「結局は自己責任」という雰囲気の結論で、
当初社内失業が120%会社の不徳の致すところだと思っていた私にはちょっと耳が痛かった。
話はもどって、海外にも社内失業者の書いたブログや、もしかしてコミュニティサイトとかあったりするのかな?と興味を持ちました。
ちょっと今検索・・・・
boreoutで検索したらすぐ出てきたサイトが1つ。
上記で紹介したboreoutの本のサイトのようです~~??
参考までにいくつか抜粋してみます。(訳間違ってたらごめんなさい)
ちなみに抜粋した文の順番は適当で、いろんな社内失業者の発言と見てください。
以下引用(www.boreout.comより)&簡易訳
‘I want to work, but there is just nothing to do. I consequently ask for more work, but my boss just ignores me’.
「私働きたいんです、でもなにもすることがないんです。だからもっと仕事を下さいって上司に頼みました。でも上司は私をただ無視します。」
‘The funny thing is: I am the only one in our team suffering from a boreout. All the others have loads to do and work extra hours’.
おもしろいのは: チームの中で社内失業状態に苦しんでいるのは私だけだということだ。他の社員はすることが山積みでみな残業している。
‘The worst part of the whole thing is that the bosses don’t even realize that they are doing wrong. They ignore the consequences of their acts’.
なかでも一番最悪なのは、上司たちは自分が間違っていることさえ分かっていないのだ。彼らは自分たちの行動による結果を無視している。
‘Every Tuesday I have to work for 2 hours. What that means? That I don’t have anything to do during the rest of the week’.
毎週火曜日私は2時間だけ働く必要があります。それ以外の時間なにもすることがないとはいったいどういうことでしょう。
‘As soon as I have time, we will have a closer look at your future projects“, promised the boss. And broke his promise during the following 6 months’.
「時間ができたらすぐにあなたの次期計画についてよく考えてみるよ」と上司は約束した。そして以後6か月にわたり上司はその約束を破った。
‘I talked to my boss about my situation and asked for new tasks. Answer: You know that you are causing me a lot of work now, with your wishes, don’t you?’.
「私は上司に自分の状況を伝え新しい用事を尋ねました。」上司の答え「君、今私に自分の頼み事で面倒かけようとしてんの分かってるよね?」
‘Mrs. Miller, so, you haven’t been working a lot during the last months? Well, then, you’re fired’. Mrs. Miller’s successor didn’t have any work to do either.
「ミラーさん、あなた先月は仕事中ほとんど働いてなかったわね?それならあなた首よ。」ミラーの後継者にも仕事は依然としてなかった。
‘The job is very demanding and diversified’, promised the job advertisement. The problem was that this was a big, big lie.
「この仕事は過酷で変化に富む仕事です」と求人広告は約束していた。問題は、それは大きな大きな嘘だったということだ。
‘I am the only person who can complete this task, that’s nothing for my team members’, said the boss. And didn’t delegate any tasks, never, to anyone at all’.
「私だけがこの仕事を達成できる。このチームのメンバーではなく。」と上司が言った。そして誰にも、どんな用事さえ任せなかった。
うわっ、ガチじゃん。たぶん本でも読んだけど、めっちゃ当てはまる…。怖いくらいに。
ちょっとそれぞれにコメントを入れて見ます。
★印は該当度で5つ星で満。
A.「私働きたいんです、でもなにもすることがないんです。だからもっと仕事を下さいって上司に頼みました。でも上司は私をただ無視します。」
★★★ 社内失業初期の頃の私の発言そのもの。上司は無視はしなかったが結果を見れば話聞いて終わりだった。
B.おもしろいのは: チームの中で社内失業状態に苦しんでいるのは私だけだということだ。他の社員はみな残業を強いられている。
★★★★ ほぼ該当。私の場合他の社員と職務の内容が違うのが大きな原因。お互い手伝うに手伝えない。上長による仕切り直しや采配があれば別だが。
C.なかでも一番最悪なのは、上司たちは自分が間違っていることさえ分かっていないのだ。彼らは自分たちの行動による結果を無視している。
★★★★★ 100%該当。問題視していない。
D.毎週火曜日私は2時間だけ働く必要があります。それ以外の時間なにもすることがないとはいったいどういうことでしょう。
★★★ 毎週火曜日ってわけではないが1日数分、数時間しかまともな仕事がない日がほとんど。ごくまれに忙しいウィークがあるが。
E.「時間ができたらすぐにあなたの次期計画についてよく考えてみるよ」と上司は約束した。そして以後6か月にわたり上司はその約束を破った。
★★★★★ 200%該当。これにひっかかったがゆえにながながと苦しみました。期待させられ、裏切られの繰り返しの社内失業中期でした。
F.「私は上司に自分の状況を伝え新しい用事を尋ねました。」上司の答え「君、今私に自分の頼み事で面倒かけようとしてんの分かってるよね?」
★★★★ 言葉ではいわれないが、だんだんとそういう雰囲気がにじみ出てきた。「またその件?」みたいな。
G.「ミラーさん、あなた先月は仕事中ほとんど働いてなかったね。あなた首よ。」ミラーさんの後継者にも仕事は依然としてなかった。
0 クビは考えていないようだ。社長に気に入られているかいないかが雇用/解雇ではすべての会社で実績は無関係な模様。
H.「この仕事は過酷で変化に富む仕事です」と求人広告は約束していた。問題は、それは大きな大きな嘘だったということだ。
★★★★★ 転職する前の面談、食事の席で何度言われたことか。私がどれだけ期待とプレッシャーに胸ふくらませていたか。
I.「私だけがこの仕事を達成できる。このチームのメンバーではなく。」と上司が言った。そして誰にも、どんな用事さえ任せなかった。
★★★★ 口ではいわないが、「自分しかできない」と思っているようで、人に任せりゃいいような仕事も全部自分でやる上司。
さらに、部下にやり方を尋ねられても「俺がやっとくからいいよ」で絶対に教えない。理由をきいたら「時間がない」そうだ。
これの当てはまり度チェックで、社内失業診断ができそうですね。
boreoutで検索するけどこの著者の本関連ばっかり出てくるなぁ。
個人の人のブログとかも読んでみたい。
そしてお話ししてみたい。 Hello, I am a boreout from Japan! って。笑
海外のBoreoutに関してまた探してみようと思います。なにかヒントがあるかもしれないので。
情報をお持ちの方はコメント欄で教えて頂けると助かります。
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