退職届を出すことにしました。

ここ1週間程諸事情で出社できませんでした。

出社しなかったところで、別に困ることもほとんどなく、今日は出社していますが、することもなければ、誰からも電話1本来ません。

暇だったので、この会社に入社して数日後(社内失業になってから)~今日までのヒミツの日記を読み返していました。

自分でも笑ってしまったのですが、数年前からごく最近まで、書いてある気持ちにほぼブレがありませんでした。悪い意味で。
時系列にそって読んでいくと、定期的に同じことが書いてある。振り返って読んだからこそ分かりましたけど、自分がここまで、社内失業の、少なくとも感情面においては、何一つ進歩していなかったのか、と悲しく無念な気持ちになりました。

そのときそのときで考えていることや不平不満は違い、またその頻度も以前と比べたら減ったが、常に定期的に漏らしているネガティブな感情の中身は同じで、自分がどうあがいても結局仕事がないことを恥じ、情けなく、居場所がなくて居心地が悪く、周りには終始イライラし思いやりをもてず、人を嫌い憎み、社会に腹を立て、自分を蔑み、こんなところ必ず辞めてやるんだ、と思っていました。繰り返し繰り返し。
論理的にはだんだんと頭を整理できるようになり社内失業の現状把握が出来るようになり、自信を取り戻して自分の将来を考えられるようになってはいたけど、感情は感情。ふたを出来ないものは確実に存在しつづけていました。

自分のイメージでは、このブログや、社内失業脱出に向けて副業や個人的な趣味にかけることを通して、少しずつ感情面でも社内失業から卒業に向っているつもりだったんですよね。希望が増えるにつれて、闇の感情が反比例的に減っていく…みたいな。
確かに夢や希望は少しずつ持てるようになっていき光になったが、しかし暗黒な感情はそれはそれで生き続けてた。
分かり易く図にするとこんな感じです。

 

ankoku
定期的にそんな思いを書きながら、時には「社内失業楽だな」とか「金もらえるからいいや」となったり、「頑張ればこの会社で社内失業脱出できるかも」と希望が沸いたときもありました。もともとがわりと楽天主義なのもあり。が、必ず最初の感情状態に戻ることが常でした。
今年に入ってからは、ブログ訪問者始めいろんな方のアドバイスのおかげもあり、仕事以外での社会貢献や副業で、自分の人生における仕事に少しずつ希望が持てるようになりました。というかもともとあった希望を”取り戻す”ことが出来ました。ここは自分の中では本当に進歩、前進でした。
前進のほうに気が向くことで、暗黒な気持ちが少しずつ減っているような錯覚に陥ってましたが、やっぱり一度ひねくれた感情は消えずに残り積み重なっていました。

そしてもうこれ以上自分の黒い感情に突き動かされて動くことを辞めたいと心から思い始めました。

なんていうか、心がすっきりしない。なにをしても。
何度か書いてますが、社内失業者に対して抱かれるイメージにありがちな、元々が根暗とか人づきあいが出来ないとか社会不適合者的性質ではないつもりです。でもそれが、社内失業してから、そういう風になっていってしまったのかもしれないなぁ。本当の自分を取り戻したい、いつもそんな感覚がありました。

過去の秘密日記(ブログ日記ではなくて自分しか読まない日記)を振り返って、
結局、ここから去るしか、方法がないんだなって今更ながら悟りました。もっと早くてもよかったのかな。
でもここにしがみついていたからこそ得られたものも、あったと思いたいね。

自分の日記を振り返って、何度も何度も出てくる、
社内失業のつらい気持ち、自分からの手紙のような不思議な感じでした。
2~3年前に書いた文章、読んだらそのときのことがよく思い出せる。
何度悔しい思いをしたか。何度涙をのんだか。

本当は、辞めるときは、明るく笑って、大手を振って会社を後にしたかったんですけど、感情的には、なんだか無念な気持ちでいっぱい・・・。
退職しますって言ったら「ああ厄介者が消えて良かった」って思われるのがオチでしょう。
名残惜しんでくれる人もいるのが逆に心苦しいです。

無念な想い・・・

たぶん、仕事が激務でつらくてつらくて退職したのなら、無念な想いだけではなく、達成感とまで言わなくても「今までがんばった自分にご褒美を」なんて境地になっていたんでしょう。
だけど社内失業は、、、
今まで頑張ったけど、「頑張った」と言えないんですよね。
自分では頑張ったけど、世間は他人は誰もそうは認めてくれない。頑張ったのは仕事や上司との折衝ではなく、居心地の悪さや孤立に耐えることであったり、社内での居場所をどうにか確保することであったり、気に入らない人間を貶めて自分をどうにか保つなんてことばかりでした。それって頑張ったって言えるのかなって(涙)
毎日毎日、「仕事上がりのビール」がなんの感慨も持たなかったように、退職上がりのおつかれさまだとかねぎらいだとかそういうものが意味を持たないような気がします。

はぁ・・・(ため息)

ただ、辞める前にやりたいこと、言いたいことだけはやったので、辞めてからも無念や未練の気持ちを引きずることはないと思います。(そう願う。)
以前、転職した際に、前の会社が気になって、しょっちゅう様子を伺ってたことがあったんですが、今回は会社を辞めてもそういうことはしないだろうし、したくないと思う。もう考えたくもない…。

 

 

今相変わらず上司は全員出張中で野放し状態なんですよね。
退職届って普通手渡しするものだろうけど、この際PDFファイルでメールしようかと思ってます。
あと、1ヶ月前に言うのが通例だろうけど、もう10月末で辞めさせてもらいたい。
どうせいなくてもほとんど問題ないんだから。
私がやっている仕事の一部はコアな知識がないと出来ないものが含まれていますが、そういうのも、「いざ素人に任せてみたら案外できちゃったよ」、なんてのが世の常だと思うので心配しなくていいと思ってます。

もう相手の都合とかタイミングを計る気もありません。
社内失業という非常識な状態にあって自分だけが常識を考慮するという行為はとうに辞めているので・・。

お世話になった一部の方々のことを思えば適切なやり方、日本人らしい挨拶のやり方、根回し等々あるんでしょうけど正直もうそこまで考えて身ぎれいにこなすモチベーションもなく。変な女だった、と思われようともういい。たぶんもう2度と会うことないし忘れたいから。

今日のブログはちょっと弱音ぽくなってしまいましたが、いざ辞めたら、次に向かって心機一転頑張ろうと思います。
ブログでは、辞めたからこそ分かったことや社内失業に対する想いの整理を書いて行こうと思います。

 

=2013年11月19日一部改編=

4 Comments

agliculture

>今相変わらず上司は全員出張中で野放し状態なんですよね。

役員全員不在→権限が明確じゃないのに。
社員の半分以上を占める管理職の大半が不在→いや、ほんとまぢで。

…弊社ではこんなことはざらにあります。

ブログの記事、読ませていただきました。
今感じていることを率直に書かれている内容だと思いました。
「辛いですよね」と第三者が言っても当事者には伝わらないし
文章で判断するしかないですけど…辛いし、虚しい…ですよね。
「自分の人生ってなんだったのか?」と考えちゃいますよね…

なかなか割り切ることはできないかもしれませんが、次のステップに進んで
今までの経験を生かせればいいですね。

環境

が与える影響って大きいんだなって思います。社会人になると「環境の責任にするのはおかしい」と言われますが、
職場は1日の大半を過ごす場所なんだから…職場環境が勤務している人間に与える影響は大きい。

ポジティブならポジティブに
ネガティブならネガティブに

環境によって人はいかようにも変わると思います。同じように自分の周囲の人間からも…

「努力すればいいんだ。努力すれば環境なんて関係ない」と言われるかもしれない。これはたしかにその通りで、努力することである程度のレベルまでは到達することができると思います。でも、そこから更に上に行く為には(生きづらさを感じなくなるには)やっぱりどうしたって自分が置かれている環境や、それまでの成長過程(成長した環境)が影響してくると思います。

でも、世の中的にはそれはおかしいとされる。私は、それがどうしても理解できない。こうした部分に目を向けない限り社内失業は増え続けていくんじゃないかって思います。

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boreout

aglicultureさん
早速のコメントありがとうございます。
やっと自分で動きを取ることが出来ました。ネットで出会ったみなさんからもらったパワーも大きいです。
ほんとこのつらさは社内失業経験者にしか分からないですもんね。
とても理解のある友人にこのブログを見せたことがあるのですが、その方は必死に理解しようと努めてくれましたがそれでもやはり実感を伴わない感想というか
「そういう思いをしている人たちが沢山いるんだなあ、へ~知らなかった。きっと当事者は大変だろうなぁ」という感じでした。これが一般社会でまともに働いて生きている人の素の感想なんだなって分かって、なんだかいい意味で”他人に理解してもらうこと”に対する諦めもだいぶつきました。社内失業だけじゃなく、不遇のつらさって経験者だけにしか分からない部分がありますよね。そういう意味でネットツールを使って意見を発信したり同じ悩みを抱える人と意見交換出来ることが支えになってます。

環境によって人は変わりますよね。個人の努力でどうしようもないことってたくさんあります。それを痛感した昨今です。
上司には環境を整えるようお願いしましたが何も変わらなかったので自分が変わる、自分が環境を変えるか、それでだめなら移るか、というところで結局ここを去るのが最善の策だと分かりつつ気持ちの整理や経済面での準備になかなか時間がかかってしまいました。人それぞれ事情があってそう簡単に環境を変えれないのも現実だと思います。
なんだか無念な気持ちもたくさんありますが、今までと同じ苦しみの繰り返しよりはマシな未来があると信じて頑張りたいと思います。

昨日上司と話して再認識しましたが「社内失業」の言葉がたびたび新聞に出ていても、直接説明しても、
やっぱりあれは個人の責任問題として認識されてしまうという現実がありました。
私はもう社内失業の場所から離れますが、社内失業の認識が広まるよう微力ながらこれからも発信していきたいと思います。

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キャラメル

やりましたかついに。社内失業から脱出できるのですね。でも今までの辛い経験は、決して無駄では無いです。反面教師となって、役だつ事があると思います。応援します。私も、この場所でいろいろ思いを書いた事が励みに
なり、昨日部長との面接で正直な言葉で包みかくさずぶちまけました。この部に転籍して後悔している。とか社内失業させられ地獄だ早く日が過ぎ定年退職したい。以前の職場では会社職場が良いし延長して働きたいと思っていたのに、こんな失業させられ人間関係外しさせられ、残念です。と。多少理解して貰ったということで、少しは楽になりました。部長がどういう態度に出るかは、これからですが、部下から、こんな事言われ、重たいと思ってる部長なら本当の上司だと思う。部長よ!職責 自ら!(≧∇≦)お互い地獄脱出頑張りましょう。

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boreout

いつもご理解と応援ありがとうございます。
今までの辛い経験は無駄じゃない、といっていただき励みになりました。
上司に話をしたんですね!上司の理解があるないで社内失業のつらさも全然違うと思います。
その1歩でこれから退職まで少しでも充実した時間が増えるといいですね。
地獄脱出、頑張りましょう!

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