笑顔を忘れないなんて基本的なことが実は一番大事。

今回の投稿は社内失業やお仕事うんぬんというよりも私個人の反省文なので興味のない方はスルーしてください!
結論から言うと、笑顔が大事だ、忘れるなって話になるんですがいろいろと紆余曲折を書いてみたいと思います。

 

笑顔。大事。わかってる。
初対面の相手はもちろん、仕事の顔合わせ、ミーティング、挨拶、微笑みながら元気な声であいさつ。

 

egao

やってるつもりでした。
でも今改めて考えてみると、「最初だけ」でした。
仕事がなくなり会社生活がうまくいかなくなってくるともう笑顔を保つことはできませんでした。
人生がうまくいってるときは笑顔が多めだけど、
不遇や自分のミスで気分が落ち込んだり、人との関係がうまくいかなくなってたり、そういうことが続くと、笑顔のことまで気が回らなくなって、挨拶するはするけど、無表情になってしまいます・・・。だれでも多かれ少なかれそういうことはあると思う。そこでベストの自分を保てるか、保てないかは人生デキる人間とそうでない人間の違いなのかもしれない。当時の私は、社内失業が知られたくないこともありどうにか取り繕って笑顔を見せてはいたつもり(つもりなので微妙)。相手には私の奥にある闇が感じ取られていたんだと思うし、社内失業も末期になってくると笑顔は皆無になっていました。職場に1人くらいはいる、いつも笑顔の女性や、さわやかで明るい男性。社内失業者があんな風になるのは難しくても、野原にたたずむたんぽぽくらいの笑顔を持っていれば、何かが違ってたかもしれないのにって今思います。
仕事じゃなくて、家族、普段の生活で顔を合わす隣人、スーパーのレジ店員、ガソリンスタンドの人、みんなに対しても同じです。
人生がうまくいっていないとき、「あ、感じのいい人だな」とは絶対思ってもらえないような表情してたと思います。当たり前だけど。そうやって運をどんどん逃して行ったんだなって今思います。
笑顔がうまく出せなくなったことを、私は社内失業を始め人生の不遇のせいにしてきました。

 

つい最近だと、夫の転勤についてやってきた田舎の産業地帯暮らしになじめず、友達ができないこと、うまく気持ちを切り替えられないことを土地のせいにしていました。簡単なことです。私が暗い顔してたから、仲良くなりたいと思う人も、よくしてあげたいと思う人も少なかった。暗い顔してたらいいことが寄ってこなかったってだけのことでした。なんでそこに気づけたかというと、先月都会に引っ越すことが決まり、自分を客観視できるようになったからです。引っ越しが決まり嬉しくて私は笑顔を取り戻しました。そうすると今まで全然友達が増えなかったのに、顔見知り程度だった人と仲良くなることができ、驚くことに田舎での生活が楽しくなりだしました。今までとなんの変わりもない退屈な産業地帯暮らしも、「今のうちにここの暮らしを満喫しなきゃ」なんて思って楽しめるようになりました。今までさんっざん文句言ってたくせに。あとしばらくのここでの生活が名残惜しくなっているほどです。状況が変わったことで自分のことを客観視、静観できるようになったら、おのずとどうすべきだったのかも見えてきました。この件は単純に社内失業と比較して考えられる話ではないんですが、基本構造は同じなんじゃないかなって感じています。実は、慣れない産業地帯生活に、社内失業時の自分がオーバーラップしてたんです。自分の居場所がなく、ただただ日々不遇を嘆いていた日々のことが。
思えば人生、同じような過ちばかりを繰り返している私です。
うまくいかなくなると誰かや何かのせいにするのは私の悪い癖です。実母の悪い癖を受け継いでしまいました。。。
逆境は誰にでも訪れます。たとえば病気。本人になんの過失がなくてもやってくることがあります。それを「自分は悪くない。自分はやるべきことはやってきたし今もやっている。なのに病気の野郎がああだからこうだからこれもできないしあれもできないし可能性を全部潰された。ああ無情。」と捉えてしまってはもう自分の人生切り開けない。たとえ逆境の中でもどうにか人生を立て直そう、笑顔になれるように、頑張ろうって思えたら、人生はなにかしら切り開けるんじゃないかと思います。誰も助けてくれないかもしれないけど、笑顔でいればなにかが変わるきっかけになるかもしれなかったのに、そのチャンスを棄てたきた私。当時は笑顔になろうどころか復讐まで考えてどんどん暗い方向に向かっていました。
偉そうなこと言ってますが、、、つい最近失敗を犯したばかりなんです。ここでは詳しく書きませんが、つらいときに笑顔を継続できなかったこと、人のせいにばかりして考え方をうまく切り替えられなかったことで、結果的に自分が判断を誤り不利なことになってしまったんですよね。 つらいとき、不遇のときに笑顔でいるってすごく難しいことです。でも普段から心がけていれば、多少は、、、できたんじゃないかな。
社内失業中に仕事場において笑顔がなかったことについて
笑顔がなくても別に誰に迷惑かけてるわけでもないしって思ってましたが、先日たまたま見たイギリスの子供向け教育番組でこんなこと言ってました。
「暗い顔して文句ばっかり言ってるやつがいると、場の雰囲気が悪くなってやる気を損ない仕事の効率が落ちるんだ。だからもっと明るい顔をしていろ!」という内容のことを上司が部下に言ってたんですよ。イギリスの子供向け番組ってなんだか大人だなぁと思いました(汗) 職場で文句ばっかり言ってなくても、明らかに文句がありそうな顔してる人、暗い顔してる人って、以前の私のことだぁああああって思いました。社内失業以外でも、引っ越してきてから土地が合わず暗い顔してたとき、夫にすごく迷惑かけてたってことも思い知りました。人として基本的なことだから子供番組でも言ってたんだよなって恥ずかしくなりました。逆境におかれたときは生きるだけで精いっぱいでそこまで頭が回っていませんでした。今は幸い状況が好転してきたので、こうやって気楽に文章もかけていますが、また逆境がやってきたときに読み返して自分を律するつもりです。
現在進行形で社内失業の方へ
この文章を読んで、気分を害されたら申し訳ありません。日々居場所がなくてつらくて、笑顔どころか生きる気力も出ないかもしれません。でも騙されたと思って1日に1回でも笑顔を出すことを増やしてみてほしいと思います。すぐにはなにも変わらないかもしれないけど…。笑顔でいて得こそすれど損はなし。。。
あと、今まで暗い顔だった社内失業者が急に笑顔なんか見せだしたら気持ち悪がられるんじゃないか、って思うかもしれませんが・・・。私もそう思って変われずにいたので。
でも他人にそう思われたとしても一瞬のことです。すぐに「最近明るくなったよね○○さん」って思ってもらえるはずです。

 

スポンサーリンク

6 Comments

Natalie

boreoutさん

今回この記事を見て何だか目頭があつくなりました。。前回も投稿させて頂いたのですが、私は新卒で今の会社に入り(中小企業の自動車部品メーカーで営業事務をやっています)2年目で絶賛社内失業中です泣。もともと仕事が少ないうえに、自分が業務に上手く適応していけなかったこともありだんだんと社内失業化していってしまいました。必須業務以外のこと(自主学習用のマニュアル作ってとか)ばかりが続いて、他部署のお局様に嫌味を言われてほぼ毎日帰宅中泣いてました笑ただ最近思うのは、記事にあるように辛いときに笑顔を絶やさないって本当に難しいし、その人自身の人間力が試されますよね。。良くなるか良くならないかは分からないけれど私も笑顔を出して乗り越えて行きたいです!この記事にはっとさせられました。ありがとうございます!

返信する
boreout

Natalieさん
再コメントありがとうございます!つらいときに笑顔になるのって本当に難しいので、社内失業中の方が見てどう思うかな、って思ったですが感じるものがあったようで嬉しいです。
女性で社内失業でお局様の目があるのはきついですよね。女性は特に笑顔でいることでイイコトは多いと思います。頑張ってください!

返信する
きゃらめる

Natalieさん
私もboreoutさんに魅せられたひとりです。
同じ社内失業者として勇気を頂いてます。

boreoutさん
お久しぶりです.
名まえ、アドレス前回と違っているかもしれませんが
以前書き込みさせていただきました。
熟年&熟練社内失業者で社内の職場移籍以後8年も飼い殺しにさせられている者です。
定年の日が来るまで忍耐で耐えるとも・ここに書かせていただきました。
12月でやっと定年退職(勤続23年)です。辞めるつもりが、なんということでしょう(^_-)-☆1月からは嘱託で再雇用になりました。
暇でも会社にいれば多少でも生活費のお金になる。
欲がでたのはたしかです。単純な、くだらない理由ですが、恥も外聞も捨て生活のため居座ってやろうと思いました。
いままで昇進もさせてもらえず平社員のまま定年まで来たのは社内の女性の中でも私だけです。なので会社にできるだけいて給料泥棒?と言われてもいいから、居座ることにしました。
それから長年の社内失業になれたというか、もう状況に麻痺してしまって暇を潰すことが仕事になったと思えば案外会社に居れるものだと思いました。

外から見ればレベルの低いバカ社員扱いですが定年後再雇用で働くとなればレベルアップもスキルアップも関係ないし、余計なこと考えずにいままでどうり、ぼーーっと?していてもいいわけです。ある意味居やすくなったといえます。

わが職場の隣の部署が移転をし、空き部屋になり、フロアの人が減った分人に見られるという思いも半分になったわけで、人が減ったということは女子も減ったわけで、更衣室やら給湯室やら、女子がうろうろできる場所が自分の自由になったのです。
30分から1時間おきに机を離れ30分ほど一人を味わって、内職?(一応秘密です。。何をしているかは次回にはなしましょう)しています。だあれも何にも
感知しておらず、居場所ができて8時間の勤務時間は何とか
クリアできます。

とりあえず1年の再雇用契約をし,居てみようと思います。社則では、5年間は再雇用可能で65歳まで居れますがそこまでは無理かと思っています、いつまでも今のフロアの状況は続かないわけで、来年の5月から3部署が入ってくるようです。
今も来年も暇に変わりはないです、
機会があり上司(私より年下)に話をしましたが、聞いてくれただけで、進展していません。(おばちゃんにたてつくと怖いと思ってるんでしょうね)
定年退職後の話で、「会社にいても暇だし必要とされていないけど再雇用でいても良いか」と聞きました。
上司いわく、「今のままで結構です、会社に来る方が社会保険などの面でも辞めないほうが利点がありますよ」とのことでした。
(辞めない方が社会保障などいろんな面では得なのは私も重々承知)

再雇用は社則で決まっていることですから。
上司管理職としては「辞めろ」とは絶対いえませんからね。

上司の
心からのきもちではないとはおもいますが、「居てよい」と
いうことと「仕事は今のままで継続で、なにか気づいたことがあればどんどん言って下さい」とのことでした。
どう受け取っていいか複雑です。
飼い殺しを会社全体が?正当化しているようです。
上場企業の子会社ですが、優良企業として名が知れています。外から見ればいい会社です。
実態は私だけではなくほかにも暇人をたくさん生産?中
のようです。
再雇用の人が増えたこと、再雇用人も定年退職で引き継いだ後は会社に来ても「暇潰し」しか仕事がない状況。
ある幹部の再雇用の5年間は傍目に見てもかわいそうなくらいで、下手にうろうろすれば目立って、再雇用とは知らない人でも暇がわかるほどでした。

それに比べれば私は多少ましです、平社員の私などは何処にでも隠れたり、仕事のふりでごまかしができますから。

もうこうなったら私は
自由にモノをいってやろう、言いたいことはずけずけと
いってやろう、どうせ言ってもなんとも思われてないから
余計に発言してやろう。今はある程度吹っ切れました。

過去の古い時代の会社のこと、人私しか知らないこと
がたくさんあるわけで、昔のことを聞かれたら
応えられるのは私しかいないみたいなことがたくさんあります。その面では多少は偉そうにできるわけです。(小さい見得です)

家庭持ちの女性が定年まで働けるのは、周囲の環境が整わなければ難しいもので、いままで15年から20年以上働いた何人もの女性の同僚たちは、定年まで待てずに自己都合退職をしました。昇進をして役職についても技術的なことでついていけなかったり、男性の部下をうまく使えなかったりで、働きたい気持ちとは裏腹に無念さを残し、私のところに最後の挨拶に来て流した同僚の涙は忘れません。他にも長い勤めの間に男女問わず私は何人もの別れを経験しました。この人たちの分、わずかでも私がこの会社に図々しく居てやろうと思ってます。

わが社でも
女性の中では最高年齢の23年勤続最長勤務者は会社創業以来現在は私一人です。勤続表彰くらいほしいものですが、私は勤続表彰はありません。
男女関係なく、
定年勤続表彰があるのは20年と30年で、20年以上も働いていれば最低でも主任クラスには昇進しているはずなのですが、平社員の私は何の評価もされてないということです。役職があれば23年でも表彰があります。シビアで厳しいです。
こんなことは私のひがみでしかないのです。
社内失業とは別の話になりました。
要は、50過ぎればもう
飼い殺しされようと会社に居れて我慢可能なら続ける方が得、但し周囲の目は気にしながら仕事しているようにうまくごまかす手法を自分で見つけることが秘訣。スキルアップを目指したいなら、飼い殺しだと思ったら
目標を再設定し、転職を考えるべし、そんなところでしょうか。 いろんな辛さをしれば辛さの分だけ人間が強くなりますね、これはboreoutさんからも学びました。
以上近況でした。

返信する
boreout

きゃらめるさん
お久しぶりです!!そろそろ定年される頃かな?と思いきや再雇用となったんですね!!
ここまできたらもう最後まで搾り取ってやるぞ~私に怖いものはない、的な態度がなんとも頼もしい社内失業ぶりです。笑
社内失業がそこまで社内で正当化?されている、問題視されていない環境というのがあまり想像つかないのですが、それならそれでもう堂々と出来るというものですね。
他の女性社員の方々は男社会の中で無念に辞めていっているのに、一方で社内失業をさせておくほどの余力のある企業・・・ その余力、なんとか他に回せないのかなぁと思います。
勤続表彰がないこと、心の中で無念が残りますよね。自分で自分に表彰を贈ってみてはどうでしょうか??私は退職の日に自分で自分に花束を贈りました。自作自演ですがけっこうスッキリしました。

”要は、50過ぎればもう
飼い殺しされようと会社に居れて我慢可能なら続ける方が得、但し周囲の目は気にしながら仕事しているようにうまくごまかす手法を自分で見つけることが秘訣。スキルアップを目指したいなら、飼い殺しだと思ったら
目標を再設定し、転職を考えるべし”
その年齢層の社内失業の方のご参考になると思います。

返信する
社内ニートT

初めまして、主様とおそらく同世代ぐらいのアラサー女です。
社内ニートしています。回りの人はみな忙しそうで、手伝えるか聞いても、そのスキルがないので大丈夫だよ。と言われて毎日座ってるだけです。何の為にこの会社にいるのか理解できません。若手を育てたいと言われて異動してきたのに、これじゃあ飼い殺しです。周りの友人たちは休日出勤や、残業でスキルを磨いているのに、私は残業もせず定時に帰ります。むしろ有給を使うことが多いような・・。
この記事を読んでとても勇気づけられました。私だけじゃない。私だけのせいじゃない。それだけの事実で救われました。辛いときはいつもこのサイトにいます。
転職をします。主様のように心を強く保てるかわかりません。でもこのまま自分を騙して安定を選びたくないんです。毎朝起きると辛いです。会社に行きたくない、行っても仕方ない笑顔もありません。
でも逃げません。いえこの状況から逃げてやります。
ありがとうございました。

返信する
boreout

社内ニートTさん
コメントありがとうございます。
若手を入れただけで満足して終わりなケースですね。私も似たようなもんです。同世代、女性、書いている内容、全部あの頃の自分のようです。
私は心が強いほうではないです。ひたすら暗い方向に走り、自分の時間をダメにし、会社を辞めるまでつらい思いをしました。私のような弱い人間ほど、とっとと社内失業の会社を辞めるに限ります。今の状況から脱却して人間らしく暮らせる日が来るといいですね!!応援しています。

返信する

Natalie へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

*